エステのHIFU(ハイフ)やめた方がいい?クリニックとの違いや効果を解説
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2022年4月21日
切らないリフトアップ治療として人気の高いHIFU(ハイフ)。
気軽に小顔を目指せるので、整形に抵抗がある方にも人気の施術です。
しかし、一言にHIFU(ハイフ)と言っても、エステサロンのHIFUや、クリニックで受ける医療HIFUなど、種類はさまざま。
そこで今回は、エステサロンと美容外科クリニックで受けるHIFU(ハイフ)の違いをご紹介します。
「どのHIFU(ハイフ)を受けて良いか分からない」「エステサロンは安いけれど、安全性や効果が不安」という方は、ぜひ参考にしてください。
HIFU(ハイフ)ってどんな治療?
HIFU(ハイフ)とは
HIFU(ハイフ)とは、超音波のエネルギーを利用して肌の奥を刺激し、リフトアップを目指す施術です。
正式には「高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)」と呼ばれます。
従来のたるみ解消方法は、糸やメスを使用した外科的手術しかありませんでした。
しかし、このHIFU(ハイフ)は機械を皮膚の上から当てるだけで、気軽に小顔や体のシェイプアップを目指せるのがメリットです。
HIFU(ハイフ)の仕組み
HIFU(ハイフ)では高密度の超音波で発生した熱エネルギーを、肌の奥の筋膜(SMAS層)にピンポイントに照射します。
筋膜(SMAS層)とは、肌の奥にある皮膚の土台を担っている部分です。
この筋膜(SMAS層)が加齢でゆるむことが、皮膚のたるみを引き起こすひとつの原因と言われています。
HIFU(ハイフ)ではゆるんだ筋膜(SMAS層)に熱を加え、収縮して引き上げることで、肌自体のたるみ解消を目指す仕組みです。
虫眼鏡で太陽の光を集めると、熱が発生して紙に穴を開けることができますよね。
それと同じ原理をHIFU(ハイフ)にも利用し、高密度の超音波エネルギーを肌の奥のSMAS層にピンポイントに照射することを可能にしています。
HIFU(ハイフ)の効果は?
HIFU(ハイフ)で期待できる効果
HIFU(ハイフ)には、以下のような効果が期待できます。
- ・シワ・たるみ・ほうれい線の改善
- ・フェイスラインのリフトアップ
- ・ボディのシェイプアップ・ダイエット
顔のたるみ・ほうれい線の原因のひとつに、肌の土台の筋膜(SMAS層)のゆるみが挙げられます。
HIFU(ハイフ)は肌の奥にある筋膜(SMAS層)に直接刺激を与えるので、顔全体の引き上げ効果を期待できます。
またHIFU(ハイフ)では熱刺激を受けた肌が再生しようと働き、コラーゲンやエラスチンなど、肌の弾力を高める成分を作り出します。
これによりキメの整ったハリのある肌を目指すことが可能です。
さらに、HIFU(ハイフ)が有効なのは顔だけではありません。体の脂肪に照射することで、部分痩せやシェイプアップを目指すことも可能です。
脂肪細胞を破壊し、数週間かけて体外へ老廃物として排出させることで、楽にダイエット効果が期待できます。
HIFU(ハイフ)効果の持続期間
HIFU(ハイフ)は、照射直後からリフトアップ効果が期待できる施術です。
また施術後1週間〜1ヶ月程度かけて肌内部のコラーゲンが増えていくため、時間の経過とともに、さらに引き締まったように感じられると言われています。
HIFU(ハイフ)の効果の持続性には個人差がありますが、一般的には3〜6ヶ月程度です。
定期的に照射することでより効果を感じやすくなるため、エステサロンやクリニックの施術者と照射間隔を相談しましょう。
HIFU(ハイフ)がおすすめの人
HIFU(ハイフ)は、以下のような方に向いています
- ・肌を傷つけず、気軽に小顔を目指したい
- ・シワ・たるみ・ほうれい線・二重あごが気になる
- ・運動をせずに、楽に部分痩せしたい
HIFU(ハイフ)は、機械を肌に当てるだけでリフトアップやシェイプアップを目指せる施術です。
針と糸を使用してフェイスラインを引き上げる「糸リフト」や「脂肪吸引」などに比べて体への負担が少なく、気軽に受けられるのがメリットです。
またダウンタイムが短いので、忙しくて長期間の休暇が取れない方や、結婚式などのイベントを控えている方にもおすすめです。
エステサロンと美容外科クリニックのHIFU(ハイフ)の違い
HIFU(ハイフ)は、エステサロンや美容外科クリニックなど、さまざまな場所で受けられます。
エステハイフと医療ハイフの違いを見ていきましょう。
エステHIFUと医療HIFUの3つの違い
①出力
エステハイフと医療ハイフの大きな違いは、ハイフ機器の出力です。
「ウルセラ」「ソノクイーン」などの医療用ハイフの方が出力が高く、与えられる熱量も大きくなります。
一方「フォーカスネオ」などのエステ用ハイフでは、エステサロンのスタッフでも取り扱えるよう、出力が抑えられているのが特徴です。
一般的には、出力を上げれば上げるほど効果を得やすいと言われていますが、その分合併症のリスクが高まったり、痛みが強くなったりするというデメリットもあります。
②効果の持続期間
エステハイフと医療ハイフは機械の出力が異なるため、効果の持続期間にも差があります。
出力の高い医療ハイフの方が持続期間が長く、エステハイフの方が持続期間が短いのが一般的です。
ただし、使用している機械や個人によっても効果は異なるため、医師やサロンスタッフと相談しながら照射間隔を決めると良いでしょう。
③金額
エステハイフの方が出力が抑えられている分、医療ハイフよりも安く受けられるケースが多いです。
実際に、当サロン「ONFREEK(オンフリーク)」では、ハイフ小顔とリフトアップフェイシャルのセットを2万円(税込)で用意しています。
医療ハイフは全顔で5〜15万円程度が相場なので、1回あたりの金額はエステハイフの方がお財布に優しいでしょう。
エステHIFUと医療HIFUどっちが良い?
「HIFU(ハイフ)を受けたいけれど、エステサロンか美容外科クリニックのどちらを選べば良い?」とお悩みの方も多いでしょう。
そんな方は、以下のメリット・デメリットの一覧をご覧ください。
【エステHIFU】
メリット:値段が安い・痛みが少ない
デメリット:効果の持続期間が短い・施術者が医療従事者ではない
【医療HIFU】
メリット:効果の持続期間が長い・医師が施術を行うため、万が一のトラブルにも対応可能
デメリット:値段が高い・痛みが伴いやすい
それぞれのメリット・デメリットを考慮し、ご自身の希望に適したHIFU(ハイフ)を選びましょう。
HIFU(ハイフ)の施術方法は?
HIFU(ハイフ)施術の流れ
HIFU(ハイフ)はメスや糸を使用せず、傷跡をつけずに気軽に行える施術です。
外科的な治療よりも施術時間が短いため、仕事や家事・育児で忙しい方にも適しています。
HIFU(ハイフ)の施術の流れは、以下の通りです。
- ①来店
- ②カウンセリング
- ③洗顔・クレンジング
- ④HIFU(ハイフ)照射
- ⑤アフターケア・帰宅
施術部位にもよりますが、HIFU(ハイフ)の照射時間は大体20〜40分程度です。
顔に照射する場合には、施術前に洗顔・クレンジングを行う必要があります。
嬉しいことに、HIFU(ハイフ)は施術直後からメイクが可能です。
パウダールームが設置されているエステサロンやクリニックが多いため、帰宅時に周囲の目が気になることもありません。
HIFU(ハイフ)は痛い?
HIFU(ハイフ)は、超音波の熱を皮膚の奥に届ける施術です。
そのため人によっては肌の奥がチクチクとしたり、熱っぽく感じたりすることがあります。
またおでこや頬の周辺など、皮膚が薄く骨が近い部分は、骨に響くような痛みを感じる方もおられます。
皮膚の奥でポップコーンが弾けるような刺激を感じる方が多いですが、我慢できないほどの鋭い痛みを訴える方はあまりおられません。
ただし、痛みには個人差があります。不安な方は出力を下げることも可能なので、施術者にご相談ください。
HIFU(ハイフ)の注意点
HIFU(ハイフ)の副作用
HIFU(ハイフ)を照射した後は、以下のような症状が出る可能性があります。
- ・赤み
- ・脹れ
- ・むくみ
- ・痛み
- ・乾燥
HIFU(ハイフ)の熱により、一時的な赤み・脹れ・むくみが出現する場合があります。
また施術後から、筋肉痛のような鈍い痛みを感じる方も少なくありません。
いずれも時間の経過とともに改善されていきますが、もし症状が続くようであればトラブルを引き起こしている場合もあります。
早めに医療機関を受診しましょう。
また、HIFU(ハイフ)の照射後は、肌の水分量が減って乾燥しやすい状態になっています。
紫外線の影響も受けやすいため、保湿ケアとUVケアを怠らないように注意してください。
HIFU(ハイフ)のデメリット
HIFU(ハイフ)には、以下のようなデメリットが挙げられます。
- ①火傷・神経損傷を起こす場合がある
- ②痩せこけてしまう場合がある
- ③受けられない人がいる
①火傷・神経損傷を起こす場合がある
HIFU(ハイフ)は熱を発生させる機械のため、適切に使用しなければ火傷や湿疹・水ぶくれなどのリスクがあります。
また不慣れな施術者が照射を行うことで神経が傷つき、麻痺が起きてしまったケースも報告されています。
トラブルを避けるためにも、技術がある施術者や、良質なHIFU機器を使用している機関を探しましょう。
②痩せこけてしまう場合がある
HIFU(ハイフ)は、1回の照射から効果を実感しやすい施術です。
また体への負担も少ないため、気軽に何度も受けられます。
そんなHIFU(ハイフ)をやりすぎてしまえば、逆に痩せこけてしまうこともあります。
効果が目に見えると楽しくなり、さらなるリフトアップを目指したくなってしまいがちですが、やりすぎには注意しましょう。
③受けられない人がいる
一般的に、以下に該当する方はHIFU(ハイフ)を受けられない場合が多いです。
- ・妊娠中・授乳中
- ・ペースメーカーが入っている
- ・アトピー・ケロイド体質
その他にも、安全性の理由から禁止事項を定めているサロン・クリニックもあります。
ご自身がHIFU(ハイフ)を受けられるかどうか、施術前に良く確認しておきましょう。
また、20代以下の若い世代の方は、HIFU(ハイフ)でアプローチするSMAS層がまだゆるんでいないケースも多いです。
たるみが出現していない場合は、HIFU(ハイフ)の効果も感じにくいことを念頭に入れておきましょう。
まとめ
今回はHIFU(ハイフ)の基本的な情報と併せて、エステサロンと美容外科クリニックにおける施術の違いを説明しました。
エステHIFUと医療HIFUの特徴を知り、ご自身に合ったHIFUを受けましょう。